たまに真面目なひとり言

真面目なお話たまに好きなものをゆるく語ります

弟のこと~本当の解決とは

さて4月から勤め始めた弟。最初の3ヶ月は研修期間ということでした。働き始めてからは朝5時半に起き、6時半頃出勤。仕事はやはり大変そうでしたが、充実しているのが伝わってきました。(今は別に暮らしてるので週1日か2日程度しか会いませんが)

 

順調にいってると思っていた6月のある日、娘と実家に行くと母から「昨日で仕事辞めてきちゃったのよ」と聞かされたのです。

研修期間が終わる頃、技術職ではなく生産ラインにいってくれないかと言われたそうなんです。入社の時に聞いた話と違うことや、ここ数年入った人のほとんどが辞めてしまっていること、生産ラインにいったとしていつ技術職に戻れるかわからないことを聞き、研修期間での退職を選択したそうです。

 

一瞬よぎった4年前のこと。仕事を辞めてなにもしないで1か月2ヶ月と過ぎていった時のこと。しかし、弟は姉の想像を遥かに越えて進化を遂げてました。

6月で退職すると決まってから家族に伝えるまでの間にすでに7社に応募書類を送っていたのです。「本当は次が決まってから家族に言おうと思っていたんだけど、、、」と。

そして退職して1週間で次の仕事を決めてきました。もちろん資格を取得していたことや電気の求人数が多いことも関係あります。しかしこれまで、考えて考えて考えて動けない弟からは想像もできない行動力です。そのことを伝えると「あの頃の自分には戻りたくなかった」と話していました。弟は働きながら上級資格を目指していきたいと考えているそうです。だから仕事内容は妥協したくなかったようでした。

 

この弟の姿を見て、「あぁ、弟は乗り越えたんだなぁ」って実感しました。この先の人生も多分いろいろなことがあると思います。でも弟はもう大丈夫って心の底から思いました。

 

弟は言ってました。あの3年間があるから今があると。

中途半端に動いた時はすべてから回ってたんですよね。あの3年間は本当に何もやらなかったんです(家族からはそう見えただけで、いろいろ考えてたんだと思いますが)。

 

続く