たまに真面目なひとり言

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『あなたのことはそれほど⑥』~みんなドロドロを持ってる

 

あなたのことはそれほど 6 (フィールコミックス)

あなたのことはそれほど 6 (フィールコミックス)

 

 

あなたのことはそれほど』の最終巻、でました。

年末に読んでそのままになってました。

 

波留ちゃん主演のドラマでも話題になった原作です。

ドラマ版は亮太演じる東出さんの演技に怖いもの見たさで毎週見てしまいました。

 

亮太との家庭生活を築いていた美都は中学校時代の同級生・有島くんとばったり出会い、いとも簡単に関係を持ってしまう・・・という救いようのないW不倫ストーリー。

 

悪びれず、不倫相手との逢瀬に驀進する美都。

1巻2巻あたりはこの傲慢な主人公にまったく共感できませんでしたが、ついつい読んでしまうのはなぜだろう。

 

それは、美都の言動って誰しも持っている悪い心だからなのではないか。

何巻かで、美都の心のセリフのなかに

有島くんは自分のおこないを後悔して、私は自分の本質に気付いた ようなフレーズが

あったと思いますが、なんだか奥が深くて、ただの不倫バカ女と思えなくなってしまいました。だって自分の本質をどうしようもなく感じる時ってありますよね。

 

結果、有島くんは奥さんとの関係を取り戻そうとし(やっぱりね!男は離婚しないのよ)、美都は離婚する訳ですが・・・・。

 

一方、夫に浮気された麗華。

父に浮気される母のようにはなりたくないと願っていた自分が夫に浮気された。夫の浮気相手は自分とは正反対のようなかわいらしい女性だった 。

こちらもまた自分の本質に向き合わざるを得なかったのか・・・と思います。