弟への感謝
弟のことはいつも両親の悩みでした。
大学を辞めてから10年以上、不登校きみの頃から数えたらもっとか。弟を巡っては家族の衝突もありました。弟を責めてしまったこともありました。弟が前の会社を辞めてから、両親は本当に何も言わなかったのです。忍耐強く見守り続けました。
それ以上に自分の弱さに向き合い続けた弟は本当にすごいです。
私は不登校の子どもの支援の仕事をさせてもらっていました。子育てが一段落したらまた仕事を再開したいと思ってます。
これまで、学校段階で支援することで予防できることがあるのではないかと考えていました。しかし、弟のことを通して、不登校やひきこもりってその人の人生にとって必要な過程なんじゃないかって思うようになったのです。
否定するものではなくその子にとって必要な過程と考えたら、支援職としての関わり方も変わります。
何よりも弟は「人生いつからでもスタートできる」ということを教えてくれました。
子どもが不登校やひきこもりで悩んでいるお母さんに「大丈夫です」って言ってあげられるという武器をもらいました。
弟からたくさんのことを学びました。
ありがとう。