たまに真面目なひとり言

真面目なお話たまに好きなものをゆるく語ります

弟のこと~ひきこもりが終わるとき①

以前ブログで軽く触れたことのある弟のこと。私の弟は約3年の間、働かず家にいました。弟は小学生まではとても活発で、明るい子どもでした。そんな弟が中学生のある時期から学校を休みがちになりました。やっとの思いで高校に入り、これまたやっとの思いで大学に進学。浪人、留年ののち大学を中退しました。その後、仕事を見つけますが人間関係のこじれ(話を聞いてるといじめに近いような)で1週間で退職。空白期間をへて父のつてで仕事を再開しました。その間の弟は楽しそうではなく、義務感で仕事をしているような印象でした。家でもあまり話しませんでした。よく言っていたのは「自分がぎりぎり生活できるだけのお金があればいい」。目標とかやりがいとかそんな言葉は弟を追いつめるようでした。

3年間続けたその仕事を辞めてからひきこもりのような生活になりました。

 

大学を中退した時や一番最初に会社を辞めたあとの空白期間の時、責めてしまったことで頑なになってしまったことがあったので、今回は父も母ももちろん私も何も言わず見守り続けました。

部屋にこもりがちといっても買い物で外出はするし、学生時代の友達とたまに食事にいってました。

 

家で過ごしはじめてまもなく3年になろうとするときに、母が何気なくリビングに置いた郵便局アルバイトのチラシを見てアルバイトを突如始めた弟。そのアルバイトがきっかけになって、就職活動を開始します。しかし、しばらく活動したあと学校に通いたいと言い出したのです。その思いを父と母に話し、県の職業訓練校を受験することになりました。

そのときすでに34歳。弟の願いを受け入れた父と母にあっぱれです。

とにかくそのあたりから弟は変わりました。

 

続く