対人援助職こそ大切な自己肯定感
ある集まりで、「職場で注意を受け、尊厳を傷つけられるようなことを言われた」と話している人がいました。
年齢を重ねていて、支援の仕事に長く携わっている方です。
注意を受けた内容は彼女は話しませんでしたが、たまたま彼女の働いている職場に私の知り合いがいて、欠勤連絡の仕方についての注意だったと知っていました。
本当に尊厳を傷付けるような言い方をされたのかもしれない。でも、自分を守るために必死に同意を得ようとしているように感じました。
おそらく自分に自信がなく、正当化するための行動だったのかなぁと思います。
自己肯定感・・・・最近、よく考えます。
心理や福祉の仕事を選ぶ人の中には、過去に満たされない何かがあって、その自分の心の空白を埋めるために支援の仕事をしている人がいます。
そういう人は支援対象者との共依存が始まり、自分も周りも不幸にすると思います。
過去に何かがない人はいない。でも過去の何かを自分の中でしっかり解決していることが支援職に就く者としての責務ではないかと思います。
「私は不幸だった」「あの環境のせいで大変だった」「あの人のせいで・・・」
意識的に感じていなくても、知らず知らずのうちに他人や環境のせいにしていることもあると思います。そして必要以上に自分を責めるのも違うと思います。
過去にトラウマがある場合は、その過去の出来事を一度自分の中で精査しなおすことが大切なのではないでしょうか。
人のせいにしているうちは乗り越えられないです。
フラットに物事をありのままに見つめられているか。
自分と向き合えているか。
他人のせいでも環境のせいでもなく、自分のせいでもなくその状況を受け止められているか。
気持ちが落ちてしまうこともある。人間だから。
でもそこに気付かないことが大問題。
他人の気持ちに敏感である前に、自分の心にアンテナを張り巡らせていきたいです。
感謝できる自分でありたいです。